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ジョン・ル・カレの傑作「ティンカー、テイラー、ソルジャー、スパイ」が映画化!

ル・カレといえば「寒い国から帰ってきたスパイ」や「ロシア・ハウス」など重厚なスパイ小説で有名なイギリスの作家だ。

日本では上記の二作が有名だが、ル・カレの最高傑作はなんといっても「ティンカー、テイラー、ソルジャー、スパイ」だ。

1979年にはBBCがテレビドラマ化している。

派手なアクションなどほとんどない。物語の緻密さ、敵(スパイ)を追い詰める論理的な思考、ジェームス・ボンドなどとはまったく違う知的スパイ小説だ。

その「ティンカー、テイラー、ソルジャー、スパイ」の映画化が進行中だ。主人公のスマイリーを演じるのはゲイリー・オールドマン。そして監督は傑作「僕のエリ200歳の彼女」を監督したト-マス・アルフレッドソンだ。

期待せずにはいられない。


<これがその予告編>


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ゲイリー・オールドマン、コリン・ファース 他

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「ティンカー、テイラー、ソルジャー、スパイ」は東西冷戦時代にイギリスの諜報部に潜入した二重スパイ、通称「もぐら」の正体を暴き出す物語だ。

「もぐら」は英国諜報部の中枢に潜入していると思われた。つまり中枢にいる5人のうちの一人が二重スパイである可能性が高いことになる。そこで、引退生活に入っていた元諜報部員スマイリーが呼び出される。スマイリーは「もぐら」を操っている、ソ連諜報部の仇敵カーラと対決しつつ、「もぐら」の正体に迫っていく。

物語はひたすら冷静に地味に展開する。しかし、その中でスパイたちの私生活の葛藤なども描かれていく。非常に重厚なつくりで、構成も練りに練ってあるようで、一回読んだだけではその隠れた内容まで完全に理解したとはいえないくらいだ。実際、何回か読んだがそのたびに発見があり、まだ気づいていないこともたくさんこの小説には秘められているのではないかと思われる。

原作を読んでない人は一読をぜひ、お勧めする。


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(読後の知的満足感は最高だ。読めばよむほど味がでるスルメのような小説だ)


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(ちょっと難解だが、余裕がある人は英語版をお勧めする。どんなに優秀な翻訳も原作を完全には翻訳できないのだ)

この作品はBBCによってラジオドラマ化とテレビドラマ化がされている。


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このテレビドラマ版が秀逸だ。ほぼ原作を完全にドラマ化している。残念ながら日本ではDVDは発売されていないが、上記イギリスのDVDの購入は可能だ。イギリスはリージョン2なので日本のPCを使えば視聴は可能だ(PAL方式なので通常のDVDプレーヤーでTVで見ることはできないのでご注意を)。

このBBCのTVドラマ版はお勧めだ。この作品で主人公のスマイリーを演じたのは「スター・ウォーズ」のオビ=ワン・ケノービ役を演じたアレック・ギネスだ。
ドラマが製作されたのは1979年なので、ちょうど「スター・ウォーズ」の第二作目「帝国の逆襲」を撮影していた頃だろう。「スター・ウォーズ」のファンは日本にも大勢いるし、オビ=ワンのキャラクターのファンも多いようだが、それを演じたギネスの作品は案外日本では見られなかったりする。

日本でギネスの作品といったら「戦場にかける橋」や「アラビアのロレンス」のような作品や「レイズ・ザ・タイタニック」あたりだろうか。


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ウィリアム・ホールデン、アレック・ギネス 他

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(左側がギネス。むしろ日本最初のハリウッドスター、早川雪洲の復帰作として評価されるべき作品かもしれない)


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(日本ではまだDVDが発売されていないので見たい方はVHSで・・・。この作品についても後日・・・)

そんなギネスの渋い演技が見れるのが、このBBC版の「ティンカー、テイラー、ソルジャー、スパイ」だ。
その一部をYoutubeから紹介(この動画BGMは異なる。実際のドラマはもっと静かな仕上がりだ。それがリアリティを高めている)。



「スター・ウォーズ」のファンだったら必見だろう。


そして、今度の新作の「ティンカー、テイラー、ソルジャー、スパイ」、なんといっても主演のゲーリー・オールドマンがいい。予告編を見る限り、往年のギネスを彷彿とさせ、それでいて落ち着いた感じがなんともいえない。

オールドマンは有名になった「レオン」のちょっとイッちゃっている悪役の印象が強くて悪役ばっかり演じていた気がする。


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一時は娯楽映画の「ロスト・イン・スペース」にも出ていた。


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ウィリアム・ハート、ゲイリー・オールドマン 他

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(これは本人も後悔していたそうだ。息子が喜ぶような映画に出ようと思ったそうだが、却って息子に「ボクのために嫌な映画に出なくてもいいよ」と諭されたとか。公開時にオールドマンは来日したが、そういえばあまり浮かない様子だった・・・)

個人的にはオールドマンがベートーベンを演じた「不滅の恋」がオールドマンの違った味を見せていて気に入っている。


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一時、あまり見かけなくなったなあ、と思っていたら日本映画「レインフォール」に出演した。


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オーストアリアの新人監督による日本映画という不思議な作品だった。オールドマンの撮影日数はわずか1週間だったそうだが、その存在感は圧倒的だった。
気になったのは、80年代から90年代にかけてハリウッドのスターたちが落ち目になってくると、日本映画に出演する傾向があったことだ。

1980年の角川映画「復活の日」には第一線から退き、本国ではB級映画に顔を出しつつあった往年のハリウッド俳優たちが多数出演していた。


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それ以外にもジョージ・ケネディは角川映画「人間の証明」、「復活の日」に続き、ついにはVシネマの「復讐は俺がやる」にまで出演した。「アラビアのロレンス」、「ドクトル・ジバゴ」のオマー・シャリフも吉永小百合主演の「天国の大罪」に出演。


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「0011ナポレオン・ソロ」のロバート・ヴォーンも「復活の日」につづき役所広司の主演第一作「アナザーウェイ/D機関情報」に出演した。


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(この映画はこれはこれで面白く、ある意味とても豪華な作品だった。「トップ・ガン」のジョロジオ・モロダーが音楽を担当し、あのウド・キアも出演している。特撮は東宝特撮のエース川北紘一監督だ。個人的には大好きな作品でジェニファー・ラッシュの歌うテーマ曲も哀愁があってよかったし、チープ・トリックの歌う挿入歌もミスマッチが不思議な魅力を生んでいた。)



面白いところでは日活の命運を決めた不思議な超大作「落陽」。これはすごかった。ダイアン・レインが出演したほか、あのドナルド・サザーランドが出演した・・・と思ったらサザーランドは5分程度登場しただけだった。ユン・ピョウの部下の役で役名もジョン・ウィリアムス(ギター奏者か?それとも「スター・ウォーズ」の作曲者?)といい加減な名前。せりふも「John Williams at your service」と「Now, talk!」だけだった。予告編では大々的に「ドナルド・サザーランド出演」となっていたので、楽しみにして劇場に見に行ったら腰が砕ける思いがしたのを覚えている。


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(日本ではDVDは出ていない。ある意味、必見の不思議な映画だ。私はなぜかオーストラリアでは完全版DVDが発売されているのを発見し、入手することができた。不思議な映画やカルト映画が好きな人はぜひ、見ておきたい作品だ。)



話がそれたが、こういった流れの中でオールドマンが日本映画に出演したのだとしたら、少し残念な気がした。もっと違う渋いオールドマンを見たいと思ったのだ。

そう思っていたら、つい最近になって、ハリウッドの大作SF映画に出演した。「ウォーカー」の邦題で公開されたこの作品(原題は「Book of Eli」)、オールドマンは相変わらずイッてしまっている悪役。原点回帰かもしれないが、「レオン」の頃とくらべて「年とったなあ」という感想が失礼ながら先に出てしまい、ますます渋い演技のオールドマンが見たくなってしまった。


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と、思っていたところに「ティンカー、テイラー、ソルジャー、スパイ」の話だ。
製作会社はデイヴィッド・リンチ作品の配給元で知られるStudio Canal。監督はあの「ボクのエリ200歳の彼女」のトーマス・アルフレッドソン。


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(ドラキュラものでこの切り口は斬新だった!一度見てファンになってしまった。奥の深い不思議な愛(?)と無邪気さが合体した作品。暖かい、それでいて限りなく冷たい、悲劇的でいてやさしい、なんといっていいかわからない傑作だ)

期待しないわけにはいかない。

公開が楽しみだ。


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  • Category : 書籍
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