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追悼/ピーター・フォーク氏

刑事コロンボ役で知られた名優、ピーター・フォーク氏が23日に亡くなられた。

長い間、アルツハイマー病に苦しめられていたご様子だ。

心から冥福をお祈りしたい。



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(2006/07/06)
町田 暁雄

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<これは商業出版の中ではコロンボに関する最高の書籍だと思う。しかしこの本は著者の町田氏が自費出版された「刑事コロンボ読本」がもとになっていた。幸い神田の矢口書店で自費出版のほうを以前入手した。自費出版版のほうが濃密な内容だった。
さて、コロンボシリーズといえばいろいろな逸話も多い。

第一シーズンの第一話「構想の死角」の監督はまだ無名時代のスティーブン・スピルバーグが担当していた。


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(2009/11/26)
ピーター・フォーク

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<このDVDセットの中に「構想の死角」は収録されている>

ピーター・フォークによればスピルバーグは当時からほかの監督とは違っていたそうだ。スピルバーグはセットのはるか彼方から望遠レンズを使って撮影していたそうだ。

この時期、スピルバーグはコロンボをはじめとするTV映画をいくつか監督しているが、「トワイライト・ゾーン」で有名なロッド・サーリングが仕掛けた新TVシリーズ「ナイトギャラリー」でも斬新なカメラワークに挑戦している(斬新過ぎて当時は不評だったといわれている)


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(2004/08/24)
Joan Crawford、Ossie Davis 他

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<スピルバーグはパイロット版の「Eyes」と第一シーズンの「Make me laugh」を監督している>

ちなみに90年代にコロンボが復活したときにころんぼは明らかにスピルバーグをモデルにした映画監督の殺人犯と対決している。

少し話しがそれてしまったが、コロンボのもうひとつの魅力はゲストスターの豪華さだった。
「スター・トレック」のカーク船長でおなじみのウィリアム・シャトナーは「ルーサン警部の犯罪」で、スポック役のレナード・ニモイは「溶ける糸」で犯人役を演じた。

このブログでも取り上げた「アメリカン・ヒーロー」のロバート・カルプも「意識の下の映像」で犯人を演じた。

トリックが絶妙だったのは「逆転の構図」。これはやられた。ただ、この「逆転の構図」はドラマ版と小説版でエンディングが異なる。小説版は犯人の動機がより細かく説明されて、コロンボが珍しく怒りをあらわにする。ドラマ版をみたら是非、小説版もトライしてもらいたい。


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(1994/10)
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<「逆転の構図」は現在は「死のポートレート」の題名で売られているようだ>



個人的に好きな犯人役はなんといってもロバート・ヴォーン。
かつての「0011ナポレオン・ソロ」は「歌声の消えた海」で犯人を演じた。ジギタリスを使うという高度なテクニックまで駆使した強敵だった。


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(2009/01)
Robert Vaughn

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<こちらは最近売り出されたロバート・ヴォーン待望の自伝。一読の価値のある面白さだ>

しかも、ヴォーンは「さらば提督」でコロンボシリーズに再登場する。これがまあ、見ていない人にはネタバレになるから書かないが・・・一本とられた!!

スタイルとしては三谷幸喜氏の「古畑任三郎」シリーズにも大きな影響を与えているわけで、三谷ファンにも「コロンボ」は必見だ。


さて、ピーター・フォークは一度日本のドラマにも登場している。

森村誠一の人気推理小説「人間の証明」のドラマ版がそれだ。

「人間の証明」といえば、「母さん、おぼえていますか、あの麦藁帽子」のキャッチフレーズでで一世を風靡した角川映画や、竹之内豊が主演した2004年のドラマが思い浮かぶ。
しかし、93年にも一度ドラマ化されており、フォークはこの93年のドラマ版に出演している。

ハーレム出身の黒人青年が日本で殺され、その犯人を追う中で日米をまたがるドラマが展開される作品だ。
「人間の証明」でアメリカ側で活躍するのがNY市警のケン・シュフタン刑事だ。このシュフタン刑事は様々なハリウッド俳優が演じた。

まず角川映画版では「エアポート」シリーズや近年では「裸の銃を持つ男」に出演した名優ジョージ・ケネディが演じた。


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(2009/10/23)
三船敏郎、鶴田浩二 他

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<角川版>

この作品はアメリカでも限定的にビデオ発売された。入手してみてみたが、エンディングが変わっていた(これはまたいずれ別の機会に)。

面白いことに2004年に竹之内豊主演でドラマ化した際にシュフタン刑事を演じたのはボー・スベンソンだった。

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(2005/02/16)
竹野内豊、夏川結衣 他

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これには驚いた。スベンソンは角川映画「復活の日」で準主役ともいえるカーター大佐を演じた名バイプレーヤーだからだ。

「復活の日」には角川版「人間の証明」でシュフタン刑事を演じたジョージ・ケネディも出演していた。
不思議な因縁を感じる。

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(2002/03/22)
草刈正雄、オリビア・ハッセー 他

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<「復活の日」には前述のロバート・ヴォーンやオリビア・ハッセー(「ロミオとジュリエット」)、ヘンリー・シルバ(「バック・ロジャース」)、グレン・フォード(「スーパーマン」)、チャック・コナーズ(「ソイレント・グリーン」)、さらには無名時代のエドワード・J・オルモス(「ブレードランナー」「宇宙空母ギャラクティカ」も出演している。必見の作品だ)


ボー・スベンソンは知る人ぞ知る俳優だ。

近年、クエンティン・タランティーノ監督が映画化して話題になった「イングロリアス・バスターズ」。そのもとになった映画「地獄のバスターズ」で主演を勤めたのがスベンソンだ。


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ボー・スヴェンソン、ピーター・フートン 他

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<地獄のバスターズ>


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(2010/12/22)
ブラッド・ピット、メラニー・ロラン 他

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<ちなみにこの「イングロリアス・バスターズ」でブラッド・ピットが最後に現地の司令官に電話で指示を請うシーンがあるが、電話相手の司令官の声を演じたのはスベンソンだ>

さらに「キルビル」にも牧師の役で出ていた。スベンソンはタランティーノ監督にリスペクトされているのだろうか(その割に役は小さいが・・・)。


また話がそれてしまったが、そんな何度もドラマ化された「人間の証明」でほとんど忘れ去られた石黒賢主演のドラマ版でフォークは渋いシュフタン刑事を熱演したのだ。

DVD化もされていないが、ぜひもう一度みたい。


重ね重ねも名優がお亡くなりになったのはさみしい。
心から冥福をお祈りいたします。





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  • Date : 2011-06-28 (Tue)
  • Category : 映画
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