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「UFO時代のときめき飛行・アメリカン・ヒーロー」

1982年に日本テレビ系列で放送されたアメリカのTVシリーズ「アメリカン・ヒーロー」を記憶している人は多いだろう。

宇宙人からスーパースーツを授かった高校教師が、スーツの取り扱い説明書をなくしたばかりに失敗続きのスーパーマンになってしまう物語だ。

主演はウィリアム・カット、コニー・セレッカ。
さらにベテランのロバート・カルプが従来のイメージを打ち破ってコミカルな演技を披露していたのも興味深かった。


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ウィリアム・カット、ロバート・カルプ 他

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この作品、いろいろな裏話がある。

まずウィリアム・カットが演じた主人公の高校教師、ラルフ・ヒンクリー。日本で放送されたときにはこの役名は「ラルフ・ヒンクリー」で統一されていたが、実はアメリカで放送されたオリジナル版では大変な混乱があった。

もともと役名は「ラルフ・ヒンクリー」だったのだが、放送開始の12日後の1981年3月30日、レーガン大統領暗殺未遂事件が発生した。このとき逮捕された犯人の名が「ジョン・ヒンクリーJr」だった。製作サイドは急遽主人公の名前を変更し「ラルフ・ハンレー」とした。
ただ混乱を避けるため、以後、撮影分では「ハンレー」という名を呼ぶ台詞は「ミスターH」と呼ぶように変更し、極力役名の変更が目立たないようにした。

しかし、事件発生時にはすでに「ヒンクリー」の名で相当数を撮影してしまっていた。そのためすでに撮影したぶんでは間に合うぶんでは「ミスターH」と吹き替えを入れ、間に合わない分は飛行機の音などの音響効果をかぶせることで「ヒンクリー」の名前が聞こえないようにしたそうだ。


この作品のヒロインを演じたのはコニー・セレッカ。この作品以外にパッとした作品がないが、当時アメリカでヒットしていた(?)「25世紀の戦士・キャプテン・バック・ロジャーズ」の主人公役を演じたギル・ジェラードと結婚していた。まあ、どうでもいいことだが・・・。


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(2004/11/16)
Gil Gerard、Erin Gray 他

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(「バック・ロジャース」の全エピソードが収録されたDVD.アメリカTVファンなら押さえておきたいところだ。この作品についてはいずれ機会を改めて・・・・ただこのDVDはRegion1なので視聴にはregion code freeのプレーヤーが必要)

ラルフの相棒役のマックスウェルを演じたのがロバート・カルプ。タフガイやインテリ系の役を演じることが多いカルプだが、この作品ではコミカルな演技に挑戦している。


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(このDVDに収録された「刑事コロンボ・意識の下の映像」でカルプは犯人役を演じている。今ではすっかりおなじみになったサブリミナル効果をいち早く犯罪に応用した秀作だ)

TVシリーズならではの様々なバリエーションがあるのもこの作品の魅力だろう。コミカルな話が多い中で非常にシリアスな話もある。第二シーズンの最終話「Lilacs, Mr Maxwell」はカルプが脚本と監督を担当した。東西冷戦を背景にしたスパイ狩りをめぐる非常にシリアスな話でカルプ本来の哀愁ある男の渋い物語が展開する。

さて、主役を演じたウィリアム・カットだが、その代表作といえば、以前このブログで紹介したジャン・マイケル・ビンセントと競演した「ビッグ・ウェンズデー」だろう。
興行的にはあまり成功しなかったが、現在ではサーフィン映画の先駆けとしてカルト的人気を獲得している作品だ。


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ジャン=マイケル・ヴィンセント、ウィリアム・カット 他

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そのほかにもスティーブン・キング原作の「キャリー」の好演(?)も忘れがたい。


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シシー・スペイセク

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ちなみにカットは「スター・ウォーズ」のルーク・スカイウォーカー役の第二候補だった。
当時、予算節約のために「スター・ウォーズ」のジョージ・ルーカス監督は「キャリー」の製作準備に入っていたブライアン・デ・パルマ監督と共同で俳優のオーディションを行ったそうだ。そのときにマーク・ハミル、ハリソン・フォードなどの第一候補組に加えてウィリアム・カット、クリストファー・ウォーケンなどの第二候補も準備していたそうだ。結局ハミルらが「スター・ウォーズ」に採用となり、カットはもう一方の「キャリー」に採用になったとか。

カットは「アメリカン・ヒーロー」の放送終了後も「ガバリン」などといったカルト的な映画に顔を出している。

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ウィリアム・カット、ジョージ・ウェント 他

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最近では「エイリアンvsエイリアン」という映画に主演したが・・・・


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(2008/04/04)
ウィリアム・カット、ディディ・ファイファー 他

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この作品、実はモックバスター映画といわれるもので、劇場公開を想定せずに大手ハリウッド映画のブロックバスター映画が封切られる前に類似作品を作ってDVDで販売してしまおう、というコンセプトで作られた作品だ。当然、この作品は話題作「エイリアンvsプレデター」にあてつけた作品だ。

この制作会社は実に開き直ってこの手の作品を発表しておりこれ以外にもモックバスター映画を多数製作している。以下にそのサンプルを・・・


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シェーン・ヴァン・ダイク、マリー・ウェストブルック 他

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マーク・ダカスコス

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頭が痛くなりそうな作品群だが、実際見てみると笑いが止まらない。週末にやることがなかったら大量に酒を飲みながら見れば有意義な時間がすごせるかもしれない。

ちなみにこのモックバスター映画を製作した会社は「Faith Films(信仰映画)」という子会社を持っていて、「あなたの信仰心に訴えかける映画を製作しています」と宣伝していた。どんな作品だろうと見てみたら天変地異が起こって地球が滅亡する大スペクタクル映画(特撮はショボかった)だった。これには爆笑したが、アメリカ人の「信仰心」について考えさせられた。

さて、そんなウィリアム・カットだが、最近傑作に出演した。インディペンデント系の映画なのだが、SF映画で実によかった。


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Richard Schenkman

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それがこの「Man from Earth」だ。脚本を書いたのはジェローム・ビグスビー。TVシリーズ「トワイライト・ゾーン」の中でももっとも有名なエピソード「Its a nice day」(のちにスピルバーグ製作で映画化もされたエピソード)の脚本を書いた人物だ。ビグスビーの遺作で死の床にあっても書き続けたという作品。

映画化されたこの作品はキリスト教の信仰心の厚いアメリカで「イエス・キリスト」の存在をめぐって学者たちが意見を交わし続ける。その中で明らかにされる驚愕のイエス・キリストの正体とは・・・という作品。
低予算映画だけあって、場面は一箇所。すべてが会話で展開していくが、知的かつスリリングな作品。俳優陣もカット以外にも多数のベテラン俳優が参加していて見ごたえがある。
キリスト教色の強いアメリカでこれだけ「無神論」に徹した作品だできたのは意外だった。

この作品についてもいずれ・・・・。

さて、「アメリカン・ヒーロー」だが放送終了後に続編の製作が試みられた。「アメリカン・ヒロイン」と名づけられたこの作品、パイロット版が製作までされたのだが、お蔵入りしていた。

ありがたいことにDVDにはこの「アメリカン・ヒロイン」が収録されている。


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(2005/05/27)
ウィリアム・カット、ロバート・カルプ 他

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(このパイロット版DVDに収録されている)

見てみると結構面白い。シリーズ化していれば新しい魅力がうまれたかも、と思わせられる作品だ。

ちなみに「アメリカン・ヒーロー」はまだ終わっていない。最近、ウィリアム・カットが原作を書いて漫画版が販売された。日本では入手が極めて困難な作品だ。

ここで表紙だけでも紹介。
ame





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  • Date : 2011-06-23 (Thu)
  • Category : 映画
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