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第二次大戦中の潜水艦の現実

第二次世界大戦中の潜水艦戦については多くの小説や映画が存在する。

潜水艦を動かすのはあくまでも人間であり、そこには船乗りといての乗員たちのドラマがあり、それに潜水艦のメカニックな魅力も加わり作品としての魅力のあるものに感じられるのだろう。
しかし、じっさいに行われた潜水艦戦はドラマとは無縁の乗組員たちの悲壮な現実があるだけだったに違いない。

本当の潜水艦戦について俯瞰的・大局的な視点から学べる本が吉村昭氏の「深海の使者」だ。



第二次世界大戦中、同盟国であった日本とドイツは相互の連携および技術提携のために連絡をとる必要があったがその連絡手段は困難を極めた。
空路はソ連の領空を通過する必要があることから、ソ連を刺激することを恐れた日本陸軍によって反対されていた。

そこで連絡手段として使われたのが潜水艦だった。しかし、この場合、インド洋から喜望峰を超えてドイツと日本を結ぶ航路しかないため、時間もかかりさらに乗員への負担も相当なものだった。本作品は第二次世界大戦中に日独をつないだ両軍の潜水艦とその乗員たちの苦闘のすべてが記されている。吉村氏の徹底した取材とストーリーテラーとしての匠の技がいかんなく発揮されていおり一気に読むことができる傑作だ。

潜水艦で運ばれた技術は電探技術、ジェット戦闘機など様々なものがあった。そしてそれらを運搬した潜水艦そのものも「技術提携」であった。

潜水案をテーマにした映画や小説はいくつもある。

日本の作品だと古い作品では乗員の悲壮感に焦点が当てられていた作品が多かった。



一方、技術提携という意味においてSF的な味付けが加えらえた「ローレライ」も忘れ難い作品だ。



また「深海の使者」にも記載がある最後の日独間の潜水艦の連絡を描いた映画に「ラスト・Uボート」も挙げられる。



また役所広司とロバート・ボーンが共演した「アナザーウェイ」においても日本とドイツの連絡手段として潜水艦戦が描かれていた(ただしこの作品では潜水艦に自衛隊の現役艦が使用されていて歴史考証があわず残念ではある)。

潜水艦戦の特撮は川北紘一監督が担当し、迫力に満ちていて一見の価値はある(DVD化を強く望む作品ではある)


近年の日本の作品では戦艦と潜水艦の息詰まる戦いを描いた秀作に「真夏のオリオン」が挙げられる。



またドイツ側の視点から潜水艦戦を描いたドラマとしては代表作「Uボート」が挙げられる。



いずれにせよ、第二次世界大戦において、これらのドラマの裏にある現実の戦いの姿を知ることは重要なことだ。

潜水艦をテーマにした映画やフィクションより深く心に残る作品として「深海の使者」の一読を強くお勧めしたい。

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  • Date : 2018-06-24 (Sun)
  • Category : 書籍
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