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シリーズ・日本映画の海外公開版を考える6「戦国自衛隊」





今回は1979年版の「戦国自衛隊」で。

一九七九年に公開された「戦国自衛隊」は角川映画初のSF映画となった。

しかし、この作品の物語は確かにSFではあるが、物語自体は二次的なもので映画の面白さは戦国武将と自衛隊という奇妙な組み合わせの対決にあった。


ほぼ同時期に公開されたアメリカ映画の「ファイナル・カウントダウン」と内容は似ているが、「ファイナル・カウントダウン」がSF映画として成立していたのに対し、「戦国自衛隊」はひたすらアクションを楽しむ娯楽作品として仕上がっている。




この作品はカンヌ国際映画祭で「Time Slip」のタイトルで上映された。


当時、カンヌ国際映画祭のレポートを行った小松沢陽一氏によると、フランス人たちはこの作品を見て「ゲラゲラ笑って」いたそうである。

日本側の製作者たちはこの作品を大真面目につくっており、深刻な雰囲気のシーンも多く、笑える映画をつくったつもりはないのだろうが、海外の人の受け止めかたは日本人とは大きく異なっているようだ。

ここが日本映画を海外進出させる時の難しい点だろう。


この作品のアメリカ公開の様子はよくわからない。

手元にある資料によると、1981年の1月にアメリカン・ナショナル・エンタープライズという会社から「Time Slip」のタイトルで公開された、とあるが詳細はまったくわからない。

記録によるとこのときの上映時間は94分とあるのでオリジナル版より30分以上短かったことになる。


この「戦国自衛隊」はアメリカで「G.I. Samurai」のタイトルで現在でもビデオ販売されている。

このビデオの上映時間は約90分であるが、本編のなかのタイトルも「G.I. Samurai」となっていることから、果たしてこのビデオがアメリカン・ナショナル・エンタープライズ社から八一年に封切られた「Time Slip」と同じものなのかはっきりしない。

この「G.I. Samurai」のビデオのパッケージは奇妙なものである。

自衛隊員の姿をした千葉真一の前にサムライ姿の高嶋政宏が立っている。



もちろん、高嶋政宏は「戦国自衛隊」には出演していないし、このビデオの中にも登場していない。

このサムライ姿の高嶋政宏は1990年の林海象監督作品の「ジパング」のものと思われる。



「G.I. Samurai」のタイトルにあわせてGI姿の千葉真一の前にサムライの格好をした人物を置きたかったのだろう。

この「G.I. Samurai」はオリジナル版より短いため自衛隊員ひとりひとりの印象は薄くなるが、幸い後半の合戦のシーンはほとんどオリジナル版と同じである。
アクションを重視した娯楽映画であることを考えれば「G.I. Samurai」はオリジナル版と比べて見劣りするほどではない。
アメリカのビデオファンの間でも人気が高いようだ。

ちなみオリジナル版も同タイトルで英語字幕でアメリカでDVD化されている。



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  • Date : 2016-12-04 (Sun)
  • Category : 映画
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