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解読!「シャーロック・忌まわしき花嫁」(ネタバレあり)





「シャーロック」シリーズ第4弾「忌まわしき花嫁」のDVDをイギリスから取り寄せて見た。

とても面白かった!

しかし、この作品、日本では独立した作品として2/19より劇場公開だが・・・初めて見た人は絶対「????」となるに違いない。

そこでネタバレも含んで、映画鑑賞後の「???」に応える解説を書くことにした。
こちらの作品、本国では昨年の暮れのクリスマススペシャル番組として放送された。




BBCの「シャーロック」シリーズは現代社会にあのシャーロック・ホームズをよみがえらせる、という離れ業を見事にやってのけた。
シリーズ1-3は原作へのオマージュをささげつつ、現代に通じる傑作ドラマだ。






シリーズ3のラストで死んだはずのモリアーティーがよみがえってホームズが戻ってくるところで終わっていたが・・・。



「いったいどうなるのか?」と思っていたら、なんとシリーズ最新作は19世紀末に舞台を移した特別篇だ、と発表された。

Sherlock.jpg


「じゃあ、あのシリーズ3のラストはどうなるんだよ!」と思っていたら、なんとこの「忌まわしき花嫁」はシリーズ3から継続した「現代」におけるモリアーティー復活の真相に迫る内容だった!



この日本版の予告編を見ると・・・完全にビクトリア朝時代の本物のホームズものに見える。
なんせ、BGMの音楽は完全に本編では使われていない代物だ。

これは予告編専用音楽全集「Trailerhead」の音楽を使用している。




この文章は映画を見た人を対象に書いているので、この先は思いっきりネタバレが記載されている。

さて、結論からいうと、この映画は夢オチだ。
モリアーティーの死とその復活の謎をtくためにホームズが薬物の力を借りて自分の心の世界で「ビクトリア朝時代のロンドンでの”死んだはずの花嫁がよみがえって殺人をする”ケースを解明しよう」としているのだ。

そういった意味では今までの作品と異なり完全オリジナルの物語に見える・・・が、だ。

実はこれホームズものの短編小説「マスグレーヴ家の儀式」の中でセリフとしのみて登場する「内反足(これ、なぜか日本では「蟹足」と翻訳されている・・・clubとcrabを間違っているのかな?)のリコレッティと忌まわしき花嫁事件」に基づいているのだ。


さて、その他の映画の謎に答えるいくつかの解説を・・・。

まずワトソンとホームズの出会いが描かれているが・・・これはもうシリーズ1を見た人ならわかるはずだ。楽しいファンサービスといえるだろう。

脇役の俳優まで徹底してビクトリア朝で再現されているのはたまらないファンサービスだ。

冒頭で原作の「シャーロック・ホームズ」が連載されていたStrand誌が発売されていて、掲載されているのが「青い紅玉」だとされているので、該当する作品が発表された1892年が舞台になっていることがわかる。



映画の中では花嫁姿の犯人(エミリア・リコレッティ)による通り魔的無差別殺人から始まる。
花嫁姿の犯人はその場で自殺するが、その後、この花嫁によると思われる殺人事件が発生する。

死体による殺人事件という意外な展開にワトソンは「(犯人は)双子なのではないか?」というがホームズはそれに対して強い調子で「双子はあり得ない!」と言っている。

これはシリーズ3が放送された直後に復活したモリアーティーをめぐってファンたちの間で「モリアーティーは双子なのではないか?」という説が話題になった。これに対するホームズの答えが上述のセリフには込められている。

Sherlock2.jpg


本作品では薬物を使用するホームズの姿が描かれ、ワトソンが執拗に使用した薬物濃度を訪ねるシーンがある。
ホームズは「7%溶液だ!」と答えるが、これには観客は「???」となるだろう。

実はこれホームズのスピンオフ/パスティーシュ小説「シャーロック・ホームズの素敵な挑戦」の原題「Seven percent solution」に基づいている。


(こちらは映画化作品)


この小説の原作はなんとあの映画監督ニコラス・メイヤー(「タイム・アフター・タイム」「スタートレック2/カーンの逆襲」など)だ。

この作品で描かれる19世紀のマイクロフト、非常に太っている。これはむしろ原作に近くなっている。

mycroft_1.jpg

この作品、結論としては「(現代において)モリアーティーは確かに死んでいる」ということになる。
しかし、映画の中でホームズは「私はモリアーティーが次に何をするかわかっている」と宣言する。

つまり、モリアーティーは自分が死ぬことを予見し、死後に何かが起きるように仕掛けがしてあったということになる。

いったい何が起きるのか?

映画のラスト近くでホームズの「リスト」であるメモを拾うマイクロフトの手帳には「Red beard」と書かれている。
これはホームズが子供のころに飼っていた犬の名前だ。
次の作品の伏線と思われる。

次回は2017年に公開が予定されている。

最後に・・・

「シャーロック」シリーズを完璧に楽しむにはシャーロック・ホームズに対する深い知識が必要だと思われる。
私もそれほど詳しいわけではない。

ホームズのファンには「シャーロキアン」と呼ばれる人たちがいる。シャーロックホームズに関する知識を得るにはこのシャーロキアンの人たちが書かれた著作を読めば一番いい。

しかい、活字で読むのは相当大変だ。

そこで・・・ありがたいことに漫画版があるのだ。



映画鑑賞前にこちらを一読しておくことを薦める。ホームズの本を一冊も読んだことがなくてもその世界観の深さがよく理解できる最高の漫画作品だ。

もし、小説で全話読みたい方には注釈が充実しているこちらのシリーズがおすすめだ。









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  • Date : 2016-02-11 (Thu)
  • Category : 映画
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