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  1. 七涙八喜

    七涙八喜

    2013-02-15 (Fri) 23:34

    日本映画の隠れた偉人=ウィリアム・ロスさんの書籍がAMAZONで2月中旬より発売となりました。
    タイトルは「ウィリアム・ロス 映画人生50年 -妻そして外国人俳優の仲間たち」です。
    税込1260円

    巻末には日本映画専門の外国人俳優の人名鑑も載せています。アンドリュー・ヒューズ、ハロルド・コンウェイ、オスマン・ユセフ、チコ・ローラント、ジョージ・ファーネス他の紹介もしています。元々何をしていた人で本職は何についていたのか等、調査出来た範囲で載せていますので、是非ご覧ください。
  2. MARIBU

    MARIBU

    2013-02-17 (Sun) 07:27

    ご教示いただきありがとうございます。
    ブログ執筆者に早速連絡させていただきます。

    また弊社は数多くの映画関連書籍を取り扱っております。
    是非、一度お試しいただけましたら幸いです。

    これからもよろしくお願いいたします。

    電子書籍MARIBU広報担当
  3. 昭和文化研究家

    昭和文化研究家

    2013-05-19 (Sun) 11:51

    ロスさんの声優としての仕事の例として、「神様のくれた赤ん坊」の渡瀬の吹き替えがある。桃井の吹き替えはマーガレット・サリバンという当時主婦の方。その他在日の外国人で芝居好きの人が吹き替えていた。
  4. 七涙八喜

    七涙八喜

    2013-05-26 (Sun) 14:45

    昭和文化研究科様

    詳しい情報をありがとうございます。

    「神様のくれた赤ん坊」も書籍の作品リストの中に入っています。
    寅さんばかりじゃなくて、渡瀬さん本人の吹き替えもされてたんですね。

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53

日本映画の隠れた偉人、ウィリアム・ロス氏

日本映画に多大なる貢献をした人物の一人にウィリアム・ロス氏が挙げられると思う。

この方についてはもっといろいろ知りたいのだが、あまり情報がないのが実情だ。
しかし、日本映画のファンだったら必ず一度は見たことがある人物といえるだろう。

ロス氏は外国人役で実にたくさんの日本映画に登場しているからだ。
その正確なフィルモグラフィーははっきりしない。それほど多くの作品に登場している。
いずれも大きな役ではないが、重要な役が多く、絶大な存在感がある。

しかし、ロス氏が日本映画に果たした役割は「俳優」としてだけではないようだ。

ross.jpg
<深作欣二監督「宇宙からのメッセージ」に出演したときのロス氏>
まず、俳優としてのロス氏の出演作として、確認できただけでもすごい量だ。

「太平洋戦争・謎の戦艦、陸奥」ではロシアのスパイを演じていたように記憶している。1959年の「パイナップル部隊」にも中尉の役で出演していた。
1977年に「スター・ウォーズ」がアメリカで公開され、SFブームが起きたとき東映と東宝がそれぞれ作った対抗作「宇宙からのメッセージ」と「惑星大戦争」の両方に出演していた。

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実にたくさんの日本映画に出演しておられる。またTVドラマも多数出演しているようだ。「柔道一直線」の再放送を見ていたら突然ロス氏が登場して驚いたことがある。

よくあるパターンとして、日本映画に出演する外国人の俳優さんは演技に問題があることが多いが、ロス氏は演技も抜群だ。
角川映画が世界を目指した超大作に「復活の日」がある。

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この作品には数多くのハリウッドスターも出演した。グレン・フォード(「スーパーマン」)、ロバート・ボーン(「0011ナポレオン・ソロ」)などなど。
ロス氏はこの作品にも南極のオーストラリア隊の無線技師の役で出演している。一見、目立たない役なのだが、実はすごい細やかな演技を提供している。ちょっと気付きにくいのだが、ロス氏はきちんとオーストラリア訛りの英語で台詞をしゃべっているのだ。
ハリウッドスターのチャック・コナーが英国潜水艦艦長の役を演じているにもかかわらずアメリカ訛りでそのまま演技をしているのと対照的だ。

さらにロス氏は「零戦燃ゆ」においてもマッカーサーの役を演じていた。これも日本映画で歴代マッカーサーを演じた西洋の俳優に比べるとダントツの存在感だった(映画はそのものは残念ながら不完全燃焼の印象があったが・・・)。

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しかし、ロス氏の活躍は俳優だけではない。
どうやらハリウッド映画が日本で撮影する際や日米合作映画などのコーディネーターとしても活躍しておられたようだ。
深作欣二監督の日米合作の異色作「ガンマ第三号・宇宙大作戦」ではアソシエート・プロデューサーとしてロス氏がクレジットされている(この作品には管制官の役で出演もしている)。
また、ジョン・ウェイン主演の「黒船」にもスタッフとして参加した。その関係で、ロス氏はジョン・ウェインとも親交があったようだ。
またロバート・ミッチャムと高倉健が夢の共演を果たした「ザ・ヤクザ」においてもスタッフに名を連ねている。また「ザ・ヤクザ」では、以前、このブログで紹介したブライアン・キースのボディガード役で出演している。
また、「がんばれベアーズ大旋風・日本遠征」のときも日本側のコーディネートを勤めたようだ。

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<「ザ・ヤクザ」はリドリー・スコット監督の「ブラックレイン」を先取りした傑作だ>

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<「ガンマ第3号・宇宙大作戦」は「アルマゲドン」と「エイリアン」を先取り(?)した異色作だ>

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<「がんばれベアーズ大旋風・日本遠征」は今見るとノスタルジックな作品で郷愁をそそる>

しかし、ロス氏の最大の映画に関する功績は声優ならびに吹き替えの監督としてだ。
ロス氏は主に日本航空の国際便の機内上映のために、日本映画の英語吹き替え版の製作を行っていたのだ。
調べた範囲においてロス氏は「フロンティア・エンタープライズ」という日本映画の英語吹き替えのための専門の会社を経営しておられるようだ。
しかし、このロス氏の翻訳が絶妙なのだ。
ロス氏の英語吹き替えの代表作はなんといっても「男はつらいよ」シリーズの英語版。
この翻訳は信じられないほどのハイクオリティだ。寅さんの名台詞「結構、毛だらけ猫灰だらけ、オケツの周りは糞だらけ」だの「みあげたもんだよ、屋根屋のふんどし、たまげたもんだよ蛙のションベン」などという、ほぼ英訳不可能な台詞も見事に「笑える」台詞として翻訳している。もちろん直訳ではないが、そのギャグのエッセンスを失わずに、それでいながら笑える台詞にアレンジしているのだ。
これはすごいことだ。
さらにロス氏は寅さんの声を吹き替え、声優としての才能も見せる多彩ぶりだ。

それだけじゃない。寅さんの啖呵売の台詞も完璧に翻訳されている。
これらの英語版はわれわれの耳に触れることはほとんどない。しかし、もう20年近く前に、非常に稀に「男はつらいよ」シリーズがテレビで放送されたときに何回か二ヶ国語放送で英語版が放送されたことがあった。万全の体制で録画した。はたして、英語版は・・・・すばらしかった。特に「寅次郎紙風船」(第28作・マドンナ音無美紀子)はすばらしかった。
シカゴから日本文化を勉強しに来日していたアメリカ人の友人に見せたらたちまち寅さんファンになってしまい、片言しか日本語はしゃべれないにもかかわらず全巻のビデオを購入してしまった。

ロス氏の翻訳のすばらしさは今でも触れることができる。
ロス氏は「男はつらいよ」の英語版の脚本を英語教材として2冊発表しているのだ。


英語版男はつらいよ (1) (アイビスBooks)英語版男はつらいよ (1) (アイビスBooks)
(1975/12)
山田 洋次

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男つらいよ 寅次郎夕焼け小焼け 英和対訳 2男つらいよ 寅次郎夕焼け小焼け 英和対訳 2
(1992/07)
不明

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報知新聞が出版した「ドキュメント・男はつらいよ」の中でロス氏は「青い目の寅さん」として紹介されている。
この中で、ロス氏は山田洋次監督に会った際に「寅さんと声質が違う」と指摘されたので新たな声優を探している、と答えていた。


ドキュメント・男はつらいよ―寅さん映画の仕事師たちドキュメント・男はつらいよ―寅さん映画の仕事師たち
(1987/12)
報知新聞特別取材班

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たしかに、手元にある「寅次郎紙風船」のロス氏の声は渥美清のそれとは大きく異なっている。しかし、実はそんなことは小さな問題に過ぎない、と思えるほどにロス氏の翻訳はすばらしいのだ。
寅さんスタッフは、ここまでハイクオリティの翻訳を提供したロス氏にまずはなにより感謝するべきだ。
今まで、アメリカで公開された日本映画の英語吹き替え版は惨憺たるものだった。
宮崎駿監督の「風の谷のナウシカ」がアメリカで初公開されたバージョン(B級映画の帝王、ロジャー・コーマンのプロダクションの手で「Warriors of the Winds」として公開された)などあまりの酷さに今見ても吐き気がするほどだ。

ロス氏はこういった惨状から「男はつらいよ」を救っていたのだ。
それだけではない。

日本で英語吹き替えを製作するロス氏にとって英語をしゃべれる声優の確保は大きな問題だったに違いない。なにかのインタビューで素人でもいいから英語を話せる人を連れてきて吹き替えさせる、と言っていた。もし、本当だとしたら、素人を使って、あんなにクオリティの高い英語版を作っていることになる。これは類い稀な演出力も持っている才能に満ちた人に違いない。

今度、「男はつらいよ」はDVDマガジンとして発売されるのだそうだ。大変結構だ。以前、全巻セット(専用収納ボックスに寅さんのハラマキつき)を大金をはたいて買った私の立場はどうなるんだ、とは思うが・・・(HD利マスター版が出たときも泣きそうになった)。しかし、松竹は是非、副音声でロス氏の英語版を収録するべきだ。ロス氏の翻訳した英語版はまさに日本文化を海外に伝える財産だ。無駄にするのはあまりにも惜しい。

俳優としても、演出家としても、コーディネーターとしても、また翻訳家としても、超一流の才能を持つマルチタレントなウィリアム・ロス氏の存在を日本映画界は誇りに思うべきだろう。
ロス氏の活躍はもっと評価されていいはずだ。
もし、ロス氏が自伝でも発表してくれたら、真っ先に読みたいと思う。


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  • Date : 2011-01-24 (Mon)
  • Category : 未分類
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  1. 七涙八喜

    七涙八喜

    2013-02-15 (Fri) 23:34

    日本映画の隠れた偉人=ウィリアム・ロスさんの書籍がAMAZONで2月中旬より発売となりました。
    タイトルは「ウィリアム・ロス 映画人生50年 -妻そして外国人俳優の仲間たち」です。
    税込1260円

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  2. MARIBU

    MARIBU

    2013-02-17 (Sun) 07:27

    ご教示いただきありがとうございます。
    ブログ執筆者に早速連絡させていただきます。

    また弊社は数多くの映画関連書籍を取り扱っております。
    是非、一度お試しいただけましたら幸いです。

    これからもよろしくお願いいたします。

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  3. 昭和文化研究家

    昭和文化研究家

    2013-05-19 (Sun) 11:51

    ロスさんの声優としての仕事の例として、「神様のくれた赤ん坊」の渡瀬の吹き替えがある。桃井の吹き替えはマーガレット・サリバンという当時主婦の方。その他在日の外国人で芝居好きの人が吹き替えていた。
  4. 七涙八喜

    七涙八喜

    2013-05-26 (Sun) 14:45

    昭和文化研究科様

    詳しい情報をありがとうございます。

    「神様のくれた赤ん坊」も書籍の作品リストの中に入っています。
    寅さんばかりじゃなくて、渡瀬さん本人の吹き替えもされてたんですね。

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