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映画「原子力戦争」で現代を考える



ATG作品。
原作は田原総一郎氏の同名小説。

原子力問題を考える上でも見ておくことが大事な作品だろう。

こちら原作

原子力発電所にはいろいろな利権がからむ。このことはしっかりと認識しておかないと原発問題を考える上で重要な点を見落とすことになる。

「原子力戦争」という題名で損している感が否めないが(B級SF映画を思わせる)、その内容はシリアスだ。

原発のある地方都市で起こった心中事件、これを軸に原子力発電所での事故隠しにまつわる陰謀が明らかにされていく。
映画そのものは事故や陰謀には何も回答は与えない。しかし、それが逆にリアルだ。

リアルといえば、これは福島第二原発付近でロケを行って撮影されている。ゲリラ的に原発の入り口で撮影を試み、警備員に止めらる様子も収められている。

この作品と対を成す作品として忘れてはならないのがジャック・レモン主演の「チャイナ・シンドローム」だろう。




同じく原発を扱った作品で、原子力発電所の持つ危険性を問題提起した作品としてみておきたい。

ビリー・ワイルダー作品での軽妙な演技が印象深いジャック・レモンのシリアスな演技も見ものだ。


[レモンの代表作「アパートの鍵かします」)

原子力は危険と有効性のバランスで語られる。
エネルギー源としての有効性は常に危険な代償を伴っている。

この二作品を単なる映画として片づけられない点がある。

「原子力戦争」が製作されたのは1978年だ。しかしこの映画が製作された直後、福島第一原発で日本最初の臨界事故が発生していたことが近年(2007年)に明らかになった。

「チャイナシンドローム」も同じだ。1979年の公開か直後、あのスリーマイル島の事故が発生した。

この二作品は不気味に、原子力の持つ危険性を予見していたことになる。

原子力にかかわる問題は我々の未来に直結している。

きちんと冷静に考えなければいけない。

大きな災害の中で苦しみにあるとき、人は感情論に走りがちになる。
まずは冷静に考えるのが大事だろう。

原子力発電の仕組み、くらいは基礎知識として理解しておきた。
たとえば原発関連事故のたびにニュースで耳にする「制御棒」という言葉、いったい何を「制御」しているのか?
「臨界」とはいったいどういう状態なのか?

事故だけではない。なぜイランの核査察が問題になるのか?ウラン濃縮がなぜ問題になるのか?

今、これを読んでいてふと疑問に思ったらきちんと自分で調べてみてほしい。

きっかけは何でもいいのかもしれない。
知識を持つこと。これが第一歩かもしれない。


「原子力戦争」と「チャイナシンドローム」は原発問題がマスコミがあおっているような単純な問題ではないことを訴えかけてくる。私たちが自分で「当事者として」考えることのきっかけを与えてくれる作品かもしれない。
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  • Date : 2015-05-17 (Sun)
  • Category : 映画
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