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保阪正康氏、半藤一利氏の対談本のオススメ

情報あふれる現代、そして日本の未来を考える上で手軽に読めて深い洞察が得られるこちらの二冊を紹介。


日中韓を振り回すナショナリズムの正体日中韓を振り回すナショナリズムの正体
(2014/09/19)
半藤 一利、保阪 正康 他

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そして、メディアは日本を戦争に導いたそして、メディアは日本を戦争に導いた
(2013/10/11)
半藤 一利、保阪 正康 他

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まずはこちら。


日中韓を振り回すナショナリズムの正体日中韓を振り回すナショナリズムの正体
(2014/09/19)
半藤 一利、保阪 正康 他

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本作が訴えているのは人間が陥りやすい「感情」ではなく「合理的」かつ「論理的」な思考が結局は無益な争いを生まず、その先には国益をきちんと生む、という点ではないだろうか。戦前の日本が陥った間違ったナショナリズムは「感情」に基づく熱狂的ナショナリズムであり、その結果が国民の多くの命を奪った太平洋戦争の敗戦であった、と考えられることを改めて感じさせる。

特攻を描く物語が増えているが、「特攻」という悲劇が日本にあったことは忘れてはいけない。しかし一方でその姿に感動しすぎてしまうことは「特攻」という狂気の戦法を生み出した当時の無能な権力者たちの思う壺なので気を付けなければならない。特攻に関してはいくつもの著書を発表し、おそらく日本で最も特攻について考察しておられる人物の一人である保阪氏が述べる意見は現代人必読だろう。


「特攻」と日本人 (講談社現代新書)「特攻」と日本人 (講談社現代新書)
(2005/07/20)
保阪 正康

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保阪氏のこちらの著書は日本人なら必ず読まなければいけない作品だと思う。

日本を残虐な民族と捉える見方が世界にはある。しかし日本はそもそも「武」に対しても「道」をつけて「武道」としたように争いも「道」にすることで律してきた民族だった。それが狂ったのがあの戦争だった。


映画パンフレット 「ラスト サムライ」 主演 T・クルーズ、渡辺謙映画パンフレット 「ラスト サムライ」 主演 T・クルーズ、渡辺謙
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日本の「武道」という視点は海外からも着目されている。

本作を読んでおいたほうがいい理由は南京大虐殺や従軍慰安婦問題など日本が現在直面している問題点に「感情論」ではなく合理的な説明が加えられている点だ。そしてこの問題の解決に必要な国際的な視点も提供している。

韓国との外交関係を考える上でも「日韓併合」の本当の意味を「感情」を排して考察している。

また日本の植民地支配が現代において非難されているが、なぜそれまで同じ植民地支配をしていたイギリスが非難されないのか、という点についても「対華21か条の要求」をキーワードとして、「反英」など様々な思想があった中国が「反日」で統一された歴史的経緯を丁寧に掘り下げていく。


日本は「世界」を見るという視点がどうしても弱い。
国際化時代、忙しい人こそ対談形式でサラッと短い時間で読める本書(と同時に目からウロコで深い知識を得られる)はおすすめ。

続いてこちら。


そして、メディアは日本を戦争に導いたそして、メディアは日本を戦争に導いた
(2013/10/11)
半藤 一利、保阪 正康 他

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メディアも結局は商売であって、ジャーナリストは「ペンは剣より強し」などといって気取っていてはいけない、ということを改めて強調している。
太平洋戦争の間、国策に沿う形で虚偽の報道をしたことに対し、現在の新聞各社やメディアは「軍に強要されて仕方なくやった」というスタンスで反省している。しかし、きちんと分析するとなんのことはない、新聞社などのメディアが進んで協力していた面があったことをこの本はするどく指摘する。

保阪氏は敢えてタブーに近い内容についても、正論であればきちんと主張してくださる論者である。
だから新しい本が出版されると読まないわけにはいかない。

かねてから日本の医療界に潜む重大な問題点があることを感じていた。誰でも感じている問題点だが口に出すのはタブーのようで、概して医療に厳しい大手新聞社もこの問題には敢えて触れない。しかし保阪氏はかつてこの点に対しても堂々と論じていた。


医学・医療界の内幕 (朝日文庫)医学・医療界の内幕 (朝日文庫)
(1992/01/01)
保阪 正康

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医学部残酷物語―もう医者にはなりたくない (中公新書ラクレ)医学部残酷物語―もう医者にはなりたくない (中公新書ラクレ)
(2001/11)
保阪 正康

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本書においても日本の軍隊の戦場における行為の問題点にタブーともいえる「本音の回答」をズバリ指摘しているのはさすがであり、驚いた。

ただ、二人とも最終的にはメディアサイドに長くいたわけで、現代のメディアを非難している一方で擁護しているところも感じられてしまった。

いずれにせよ、情報社会の現代、ジャーナリズムの歴史、問題点を知った上で報道を自分自身の視点で解釈することが大事だ。それを知る上でもmust readの一冊。

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  • Date : 2015-01-17 (Sat)
  • Category : 書籍
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