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ホビット族のなぞは解明されるのか?


2003年、オーストラリアとインドネシアの合同研究チームがインドネシアのフローレス島で発見した化石。
それは身長が1メートル程度の「小型のヒト属」の新種であると考えられた。

その小さな身長から「ロード・オブ・ザ・リング」に登場するホビットと愛称で呼ばれている。
しかし、生物学的な詳細は謎に包まれている。



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さて、このHomo floresiensis、身長だけでなく、大脳の容量も人類より少ない。しかし、簡単な石器や火を使っていたことはわかっている。
ただ、なにぶん不明な点が多い。実は本当にヒト属に属しているのかもはっきりしない。発見当初(2004年)にこの「ホビット族」をヒト属(Homo)に分類したオーストラリア、ニューイングランド大学のピーター・ブラウン博士すら、最近になって「このホビット族はヒト属に分岐する前にアフリカを去った一団の末裔かもしれない」としてまったく新しい属である可能性を示唆している。

こういった問題をはっきりさせるのに一番いいのは、これらの化石からDNAを抽出して既存のヒト属のDNAを比べてみることだ。

しかし、これが容易ではない。

現に2005年から2006年にかけて、発見されたHomo floresiensisの歯の化石からDNAを抽出する試みが行われたが失敗に終わっている。

しかし、今回ACAD(オーストラリア古代DNAセンター)のクリスチーナ・アドラーらのグループが同じく歯の化石から新たにDNAの抽出を試みることになった。

今回は前回の反省も踏まえ、歯からのDNAの抽出方法に工夫を加えるそうだ。
歯の中からDNAを抽出する際、前回は象牙質から行われた。象牙質は歯の表層から二層目にあたる。しかし、今回はここよりさらに深層にあるセメント質からの抽出を試みるという。こちらのほうがDNAが豊富なのだそうだ。
さらにこのセメント質に到達するにあたって、ドリルで歯を削るわけだが、通常の回転数でドリルをまわして削った場合はDNAへの損傷が大きいとのことで、回転数を毎分100回転にまで減らすそうだ。

うまくいくことを願いたいが、この方法でも断片化されていない(検証に耐えうる)DNAが抽出できる可能性は低いそうだ。

しかし、それでも挑戦を続ける今回の科学者たちを応援したいものだ。
科学とはなにもいつもハイテクばかり駆使しているのではない。こういった「ドリルの回転数を変える」といったアナログな工夫は常にかかせないのだ。


科学の最先端における工夫というのは本当に面白いものだ。


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  • Date : 2011-01-06 (Thu)
  • Category : 科学
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