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ケン・フォレットの「凍てつく世界」は受験勉強に最適!

ケン・フォレットによる「凍てつく世界」は前作「巨人たちの落日」に続く20世紀3部作の第二弾だ。

第一次世界大戦の終結から第二次世界大戦の勃発から終結、そして冷戦時代の幕開けまでをアメリカ、イギリス、ドイツ、ソ連の各国の家族を中心に描かれる歴史大作だ。



これ・・・世界史選択の受験生にとっては最高の参考書になるんじゃないんだろうか・・・。


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前作「巨人たちの落日」についても以前、当ブログで取り上げた。こちら


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フォレットは「巨人たちの落日」は歴史に忠実であることを心がけた。フォレットによれば歴史上実在の登場人物たちは実際に言った言葉をもとに小説の中の台詞を考えた、とのことなので「歴史に忠実」であることには徹底的にこだわっている。

以前このブログに取り上げたときも逆にこの「歴史に忠実である」ということがネックになっている一面について論じた。

つまりフォレットのほかの代表作である「針の眼」や「大聖堂」などの歴史を大胆に脚色するダイナミックさがない、という一面を持っている。


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映画版はドナルド・サザーランド主演。監督は「スター・ウォーズ/ジェダイの復讐」のリチャード・マーカントだ。

今回の「凍てつく世界」も同様の弱点はある。

かなり歴史に忠実だが。それだけに不自然さもある。

歴史的イベントの要所要所に登場人物たちが居合わせすぎる点において不自然だ。
さらにヨーロッパを中心として描かれているため第二次世界大戦における日本の存在がきわめて希薄だ。

ただ、好感を持てるのは日本の当時の状況をステレオタイプではなく、きちんと一定の理解を示しながら捉えていることだろう。
通常、多くの欧米の小説や映画では真珠湾攻撃を行った日本は「世界征服を挑んだ悪の帝国」というSF映画の悪者みたいに描かれることが多い。
しかし本作品では、日本が真珠湾攻撃にいたる過程を登場人物のデイジーの視点を通じて冷静に語られている。作者であるフォレットが単純な作品として仕上げずにきちんと戦争のバックグラウンドにこだわったエンターテイメント小説を目指したことがわかる。

加えて、この作品はべらぼうに面白いし、読みやすい。

私は英語の原文で読んだのだが英語もわかりやすい表現が多く、とても読みやすかった。英語にちょっと自信がある人は是非、原文で挑戦してもらいたい。


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さらに家族の絆がもうひとつのテーマであるため、各国の家族の視点を通じて、当時の歴史的な出来事に人々がどのように感じ、どのように行動したのかがよく理解できる。

また、我々日本人にとってはヨーロッパ戦線の状況というのは歴史書で活字を追っても今一つ理解しにくい。

しかし、この作品を読むと物語を通じてとてもよく(地理関係も含めて)理解できる。

私は受験のとき世界史を選択したが、世界史選択の受験生にとってきついのは近現代史だ。受験のときに必ず出題されるのに、学校の授業では現代史について教わるのは高校生活の最後の方、結局は受験に間に合わない。

でも、この「凍てつく世界」と前作の「巨人たちの落日」を読んでおけばクリアできるのでは?と思ってしまった一作だ。

とにかく推薦の書だ。受験生も読書好きの大人も秋の夜長の読書に最適だ!



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  • Date : 2014-09-27 (Sat)
  • Category : 書籍
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