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  1. なんな

    なんな

    2016-09-19 (Mon) 23:50

    私もこの作品が大好きです。
    初めて観た20代の頃から30年くらい経ちましたが(笑)
    何年か前に川島透監督にお会いする機会があり、DVD化をお尋ねしましたが楽曲の著作権の問題で難しいようでした。
    私も続編を待っていましたがジョニー大倉さんが亡くなられて諦めました。
  2. maribu

    maribu

    2016-09-20 (Tue) 05:07

    本当にいい作品でした。
    私にとっても青春の作品です。


    > 私もこの作品が大好きです。
    > 初めて観た20代の頃から30年くらい経ちましたが(笑)
    > 何年か前に川島透監督にお会いする機会があり、DVD化をお尋ねしましたが楽曲の著作権の問題で難しいようでした。
    > 私も続編を待っていましたがジョニー大倉さんが亡くなられて諦めました。

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1987年公開の「ハワイアン・ドリーム」を考察する

1987年の作品だ。公開当時に見に行った記憶がある。

まだDVDも発売されていないが、すばらしい作品のひとつだと思う。

今回はこの作品を考察してみたい。


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1984年に公開された「チンピラ」の続編的作品だ。「チンピラ」では柴田恭兵とジョニー大倉の演じる二人がアメリカに脱出するところで終わっていたが、この作品はその後の二人を描いた作品と位置づけられる(ただし柴田恭兵は時任三郎に代わっている)。



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製作されたのがバブル期だったっせいもあるのかもしれないが、まあ豪華な作品だ。

ハワイが舞台となって、主人公二人が地元のマフィアと対決する姿をスピーディーかつ痛快に描いた作品だが、舞台がハワイということからしてもバブルを彷彿させる。そういえば当時は景気のよくなった日本人が多くハワイに押しかけていた。

今、日本に押し寄せる中国人観光客に眉をひそめる日本人も多いかもしれないが、何のことはない、当時の日本人は同じようなものだったのだ。
そういえばバブルの頃、ニューヨークの高級品店にアイス片手に入店して店の人に注意されて逆切れして問題になった日本人女子大学生なんてのもいた。

配役もすごい。主演の二人に加えてヒロイン役には桃井かおり。さらに殿山泰司に多々良純。アメリカ側の出演陣は「ベスト・キッド2」のタムリン・トミタ。そして「ポリスアカデミー」シリーズのハリス教官役で有名なGWベイリーも出演している。


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真ん中がベイリー。

この作品のいいところは無理のない設定だ。

日本映画がハリウッド映画のような作品を目指すとどうしようもない無理が生じてしまうことがある。
作品ではアメリカ育ちの日系アメリカ人の設定なのに日本人の有名俳優が演じた結果、英語の発音がおかしな日系アメリカ人になってしまったりしている。


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(「レインフォール」面白いんだけど・・・。)



その点、この作品は違和感がない。

ジョニー大倉の英語の発音はほぼ完ぺきだし、時任三郎は「英語が苦手」の設定のもと常に「Speak more slowly!」を連発しているから英語の発音が若干おかしくても違和感が全くない。

殿山泰司、多々良純の高齢者二人の英語はさすがに厳しいのだが、「日系二世」という設定を生かして日本語と英語をごちゃまぜにしてしゃべるので(日本語の発音をかなりつたなく喋る絶妙の演技をしている)、これまた違和感がない。筆者は少年時代(70年代の後半)をアメリカで過ごしたが、こういう日系二世の人はたしかにいたなあ、と思ったくらいリアルだ。


しかし出演陣の中で特筆に値するのはなんといってもハワイ警察のピアス警部を演じたG・W・ベイリーだろう。

ベイリーというとすぐに思い出すのは「ポリスアカデミー」シリーズのハリス教官だろう。
そのほかにも「マネキン」「ショート・サーキット」などの作品で「ポリスアカデミー」同様のちょっとキレちゃった役柄をコメディタッチで好演している。

しかし、実際のベイリーは48歳にして中退していたテキサス工科大学に復学し翌年に卒業したり、小児がん患者の支援団体であるサンシャインキッズ財団の事務局長であったりと知性派である。
そんな彼にとってコメディ的な上記作品群は少し物足りないように感じられる。

本作品も同じ警察官という役柄上、「ポリスアカデミー」のハリス教官のイメージは引きずってはいる。

しかし、その役柄はもっとシリアスで現実味がある。

特にマフィアであるルディ・モランとその邸宅でプールを挟んで対峙し、自身のベトナム体験から「アメリカ」という国の理想と現実(これはこの作品のテーマでもある「アメリカンドリームの理想と現実」にもつながっている)を絡めて語りかけるシーンはほかのベイリーの出演作にないシリアスな展開になっている。

本作品でベーリーが「アメリカ」について語る姿によって、皮肉にも日本映画によって「アメリカ人俳優」ベイリーの全く違った味を引き出すことに成功している。


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(こちらベイリーの出演している三作)



作品そのものは50-60年代のヒット曲に彩られて、ジョージ・ルーカス監督の「アメリカン・グラフィティ」を思わせるスタイルだ。さらにスピーディーかつマリファナ取引を巡るストーリー展開はエディ・マーフィー主演の「ビバリーヒルズ・コップ」のような痛快さも持っている。



しかし、この作品を冷静に考えると実は切ない物語なのだ。

「チンピラ」で日本に安住の場所を求められずアメリカに脱出した二人は結局、アメリカにも安住の場所を見つけられない。そして「休暇はおわったな・・・いろいろあったけど結構楽しかったな」という台詞を残して再びアメリカを去っていく。

桃井かおりとタムリン・トミタの二人のヒロインもそうだ。

桃井はシングルマザーとして、一時はジョニー大倉演じる主人公と一緒になることも考えるが、男が去って行ってしまい、結局彼女の人生は何も変わらない。ラジオのDJとして働く彼女は「ハワイはいつでも待っています」という言葉をラジオに乗せて愛しい人に発するのが精いっぱいだ。

タムリン・トミタ演じるヒロインはダンサーを目指しつつも日本のCMオーディションに失敗し、明日への希望がなくなってしまった。時任三郎演じる主人公に「ニューヨークに行ってダンサーになれ」と金を渡されるが、彼女にとってもニューヨークに行っても成功する確率はまだ未知数のままだ。

現実は厳しいが、夢を見続けるしかない・・・切ないアメリカンドリームの現実が描かれる。

これはこの作品のテーマともいえるが、この切なさはテーマ曲である竹内まりやの歌う「夢の続き」の歌詞にもよく表れている。

昨日と同じ一日が暮れて、彼女は深いため息とともに眠る。
果たせなかった約束、またひとつ増えただけ
それでも明日を夢見る

(中略)
Baby, baby close your eyes,
go back to your endless dreams,
果てしない夢の続きを見せてあげるから




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なんとも切ない。

「それでも明日を夢見るしかない」・・・そんな思いに鑑賞者を誘うが、実はこの作品は、この思いに対する回答を物語の中盤で与えているのだ。

殿山泰司が演じる日系二世ショーキチは主人公に次の言葉を残している。

「人生の中で自分が今までにやったことには後悔はしていない。後悔しているのはやらなかったことなんだ」

日系2世として自分の親の母国と戦い、そしてヨーロッパ戦線に投入されて地獄を見た日系二世のアメリカ兵。
苦悩と葛藤の一生を送ったはずのショーキチの言葉は実に重い。そして説得力がある。

それでも人生は夢に向かって挑戦し、動きつづけなければいけない、そんなメッセージをこの作品は語りかけてくる。


ちなみに、公開当時のパンフレットで川島透監督は「ハワイを脱出したその後の二人を描く続編の構想がある」と言っていたが・・・。今でもその「続編」を待っている。


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  • Date : 2014-08-16 (Sat)
  • Category : 映画
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  1. なんな

    なんな

    2016-09-19 (Mon) 23:50

    私もこの作品が大好きです。
    初めて観た20代の頃から30年くらい経ちましたが(笑)
    何年か前に川島透監督にお会いする機会があり、DVD化をお尋ねしましたが楽曲の著作権の問題で難しいようでした。
    私も続編を待っていましたがジョニー大倉さんが亡くなられて諦めました。
  2. maribu

    maribu

    2016-09-20 (Tue) 05:07

    本当にいい作品でした。
    私にとっても青春の作品です。


    > 私もこの作品が大好きです。
    > 初めて観た20代の頃から30年くらい経ちましたが(笑)
    > 何年か前に川島透監督にお会いする機会があり、DVD化をお尋ねしましたが楽曲の著作権の問題で難しいようでした。
    > 私も続編を待っていましたがジョニー大倉さんが亡くなられて諦めました。

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