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「凍りの掌」は日本人必読


日本人には忘れてはならないことがある。

太平洋戦争における悲劇は二度と繰り返してはいけない。

しかし、戦争を知る人たちが高齢になり、お亡くなりになる方も増えている現状も考えて、我々はきちんと戦争の記憶を伝えていくにはどうしたらいいか考えなければいけない。

多くの文学や記録が残されているが、漫画という媒体も若い世代に伝えていく上では大事なメディアだ。

その中に日本人必読の作品が誕生した。


凍りの掌凍りの掌
(2012/06/23)
おざわゆき

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この「凍りの掌」はシベリア抑留をされた父親を取材して描かれた作品だ。

この世の地獄を体験した父親が語る凄惨な事実は読むものの心を打つ。

何も細かいことはここには書かない。戦争を知らない世代の私があれこれと書く資格などない、そう感じさせる。

ただ言えることは、この作品の絵が非常に愛くるしい絵であることだ。これこそが逆にその凄惨な状況を強く心に訴えかけてくるのだ。

戦争の悲惨さを描いた作品には「はだしのゲン」という名作もある。


はだしのゲン (1) (中公文庫―コミック版)はだしのゲン (1) (中公文庫―コミック版)
(1998/05)
中沢 啓治

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しかし、この作品は発表当時の世相の反映もあるのだろうが、劇画的なタッチが逆にドラマチックすぎるような感覚を現代には呼び起こしてしまう気がする。それゆえに何か違和感のようなものを時に感じさせられる。
もしかすると、私の中学時代の担任教師が「はだしのゲン」を生徒全員に読むように強制したことも私の感想に影響を与えているかもしれない。

私の中学時代の担任は政治的にラディカルな意見を言う割には、教養に関してはカケラもないタイプだったので、彼女が薦めたものには無条件で反感を感じているのかもしれない(まあ、今思えば悪い人ではなかったのだが、非常に知的な作業が苦手な数学教師だった)。

それはさておき、この「凍りの掌」は淡々と地獄の様相が語られていて、非常にリアリスティックに読者の心に問いかけるのは事実だ。

同様の作品に「夕凪の街、桜の国」という傑作もあったが、それに並ぶ「日本人必読」の作品だ。


夕凪の街 桜の国 (双葉文庫)夕凪の街 桜の国 (双葉文庫)
(2008/04/10)
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夕凪の街 桜の国 [DVD]夕凪の街 桜の国 [DVD]
(2012/06/29)
田中麗奈、麻生久美子 他

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映画版もいい。


この「夕凪の街、桜の国」は「はだしのゲン」と同じく原爆をテーマにしているが、その訴えかけてくる力は「はだしのゲン」よりはるかに強いように感じられる。

シベリア抑留に関する文学作品も多数あるが、有名なところでは山崎豊子の「不毛地帯」だろうか。


不毛地帯 (第1巻) (新潮文庫 (や-5-40))不毛地帯 (第1巻) (新潮文庫 (や-5-40))
(2009/03/17)
山崎 豊子

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しかし、「不毛地帯」をはじめとして山崎豊子の描く作品群には「山崎史観」とでも言うのだろうか、山崎豊子の感じる「理想の日本人観」というものが強く反映されていて、実際の様相と異なってしまう、ということがしばしば指摘されている。

第二次世界大戦下の日系二世たちの悲劇を描いた「二つの祖国」においても同様の点が言える。


二つの祖国 第1巻 (新潮文庫 や 5-45)二つの祖国 第1巻 (新潮文庫 や 5-45)
(2009/09/14)
山崎 豊子

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しかも「二つの祖国」は盗作疑惑のある作品だ(島村喬「二重国籍者」)。

さらに「不毛地帯」も盗作疑惑が挙がっている(シベリア抑留のシーンを描くにあたって抑留者の自費出版作品からの流用が認められた)。


山崎豊子 問題小説の研究―社会派「国民作家」の作られ方山崎豊子 問題小説の研究―社会派「国民作家」の作られ方
(2002/11)
鵜飼 清

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山崎豊子の文学の問題点については上記の作品が傑作。読み物としても最高に面白い。

実際に起きた事件や事実を扱って、非常に読みやすい作品に仕上がっているので、山崎史観を実際の歴史的事実t感じてしまっている読者が多くなってしまうのだ。

山崎作品はさておき、そういった意味でシベリア抑留を扱った本については一部の自費出版を除いて、なかなか一般の読者向けのものは少ない。


収容所(ラーゲリ)から来た遺書 (文春文庫)収容所(ラーゲリ)から来た遺書 (文春文庫)
(1992/06)
辺見 じゅん

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これはそんな中でも読みやすく、心に訴えてくる。

あの戦争の記憶を忘れず、将来、決してあのような悲劇を繰り返さないためにも我々は読み、知り、語り継がねばならない。

そんな中「凍りの掌」はやっぱり日本人必読なのだ。

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  • Date : 2013-03-24 (Sun)
  • Category : 書籍
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