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分析「推理作家ポー 最期の5日間」

ジェームズ・マクティーグ監督による第三作目、「推理作家ポー 最期の5日間」が公開中だ。

マクティーグ監督は「スター・ウォーズ」や「マトリックス」などの大作で助監督の経験があり、監督としては「Vフォー・ヴェンデッタ」「ニンジャ・アサシン」についで三作目だ。

アメリカではあまり高く評価されなかった「推理作家ポー」だが・・・・これは結構面白い作品だと思うのだが・・・。


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欧米ではポーはあまりにも有名だ。したがって、そのポーを題材に映画を作ること自体リスクがあるだろう。
ミステリー作家の実生活にもミステリーがあった、というのは面白いアイデアではあるが、すでに何度も試みられている方法でもある気がする。

日本で言えば・・・江戸川乱歩をモチーフにした「Ranpo」がいい例だろうか。


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Naoto Takenaka、Michiko Hada 他

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「Rampo」は公開時に映画館で匂いの演出も行うやらサブリミナル効果を織り込んである、などの作品そのもの以外の価値が宣伝されていた。個人的には、映画館に行く前に喫茶店でコーヒーを飲みすぎていたせいか「トイレに行きたいなあ・・・」と思いながら映画を見ていた記憶しかない・・・。

さて、「推理作家ポー 最期の5日間」だ。

ポーの書いた作品がモチーフとなって次々と現実の猟奇連続殺人が発生する。
殺人犯に恋人を誘拐されたポーは、自身もまた事件に巻き込まれていく、というもの。

個人的に「Vフォー・ヴェンデッタ」が好きなので(「ニンジャ・アサシン」はちょっと期待外れだった)今回も期待してみてしまった。


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(是非、原作も挑戦してほしい)

映画「Vフォー・ヴェンデッタ」はナタリー・ポートマンの熱演が話題になったが、あのアメコミの複雑な世界観をよくぞ2時間程度の時間にまとめたものだ、と感激する作品だった。

アメコミの映画化というのは、よくわからないヒーロー物はいざしらず、ミステリーなどの映画化は失敗しているケースも多い。

特に「フロムヘル」にいたっては映画版は独立してみれば面白かったが、「アメコミの原作の映画化作品」と考えると原作への冒涜のようにすら感じられる。


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(誤解してほしくないが、独立した作品と考えれば、これはとても面白い映画だ)


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(原作はすごい!フリーメーソンの秘密、20世紀初頭のロンドンの風俗、社会情勢、殺人鬼の心理、切り裂きジャック・・・すべての大英帝国の暗黒面が描かれたエンターテイメント哲学歴史作品だ!)

「推理作家ポー 最期の5日間」の面白いところは、実は猟奇殺人の犯人捜し、という一面ではない。むしろ犯人捜しはあまり面白くない。

面白いのはポーの作品の数々が当時の雰囲気とともにスタイリッシュに再現されている点だ。

殺人のモチーフになるポーの小説は以下のとおりだ。

「モルグ街の殺人」
「落とし穴と振り子」
「マリー・ロジェの謎」
「アモンティリヤードの酒樽」


そして日本語版の題名からはわかりずらいが、このえいがの原題「Raven」を忘れてはならない。「Raven(大鴉)」はポーの代表的詩篇だ。詩というより物語を構成している。

この「大鴉」においてポーは究極の詩の作成を目指したと言われている。恋人と死別した主人公(おそらく学生とされている)が悲嘆にくれて鴉との対話を行う(ただし鴉は人語は「Nevermore(二度とない)」としか言えない)というダークな作品だ。

この「大鴉」のイメージがが映画の全編を見事に貫いている。


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少しネタバレだが・・・。

ポーが死んでしまうシーンについて・・・。
映画ではこのシーンで、鴉のイメージが不気味にまとわりついているが・・・・。

実はポーはこの映画で描かれているように実に不可解な死に方をしている。

1849年にポーは公園のベンチで瀕死の状態になっているのが発見された。ポーはなぜか他人の服を着ていて「レイノルズ」という名前を口走っていた。その4日後に死亡してしまうのだが、真相は今もはっきりしていない。

映画では「レイノルズ」という名前がカギとなるのだが・・・。

実際のところ、その死に関しては諸説あるのだが、面白い解釈として当時、問題になってたCoopingの犠牲者になったのではないか、というものがある。
Coopingは選挙の際に、立候補者に雇われた地区のゴロツキが選挙民を拉致して暴行、あるいは薬漬けにし、衣装を変えさせてなんども投票させた、というもの。まあ、政治家の考えることは今も昔も同じで、汚いことをよく考えるものだ。
ポーは投票所の近くで、譫妄状態で発見されていること、他人の服を着ていたこと、これらの事実からCoopingの犠牲者になったのではないか、と考える説があるのだ。

もしこれが事実で、偉大な作家がバカな政治家のせいで犠牲になったと思うと心が痛む。

そんなアメリカ文学史を学ぶ上でも面白いのが「推理作家ポー 最期の5日間」だ。

当ブログおよび、電子書籍販売MARIBUでは英語の上達のために洋書を読むことをお勧めしている。
しかし、ポーの作品を英語で読むことはおすすめできない・・・というのも名作ではあるが古典、つまり表現がとても古くて現代のわれわれには読みずらいのだ。

しかし古典作品だって、現代に通用する名作が多い。
それが読みずらいのは何とも悲しい。

そこで電子書籍MARIBUでは多数の古典作品を現代的に翻訳する「ダイナミック翻訳」を採用。
数々の名作を日本語訳で低価格で提供!

今回は東宝映画「マタンゴ」の原作の新訳「闇の中からの声」を紹介!

「マタンゴ」といえば1963年に公開された東宝の特撮映画だ。

無人島に漂流した若者たちが島に生えるキノコを食べたことから、だんだんとキノコに変身していく姿を描いた恐怖映画だ。実際、映画も非常に怖くて、「キノコ人間」という一見チープに見える設定にもかかわらず、今でも大きな人気を誇っている。

そんな「マタンゴ」、実は1901年にイギリスの作家、ウィリアム・H・ホジソンの書いた「夜の声」という短編小説が原作になっている。この「夜の声」を原作として星新一と福島正実が脚色して映画「マタンゴ」が完成したわけだ。

原作は何度も翻訳されているが、ほとんどの場合アンソロジー収録であり、これ一本だけを読んでみたい読者にはなかなか読む機会も少なかったのではないだろうか。
さらに原作が書かれたのは今から100年以上前のことだ。今、あらためて読んでも「古臭く」なってしまったことは否定できない。

しかし、やはりこの原作は面白い。恐怖感は抜群だ!

そこでMARIBU翻訳チームがこの「夜の声」の翻訳を行った。
MARIBU自慢のダイナミック翻訳を採用し、翻訳家が翻訳したあと、英米文学専門の研究者がチェック。さらに日本特撮映画に造詣の深い特撮映画好きのモニターに原稿を渡し再チェック。そのあと、一般読者モニターによるチェックを経て、
「原作のテイストを損なわず、それでいて現代にも通用する」という最高水準の「マタンゴ」原作の翻訳を完成させた。

今までの翻訳と一線を画するために題名も「夜の声」とせずに敢えて「闇の中からの声」(オリジナルタイトルVoice in the Night)とした。



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またSF,推理小説など珠玉の名作の各種ダイナミック翻訳作品を取り揃えております。
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  • Date : 2012-11-18 (Sun)
  • Category : 映画
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