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あなたの恋人・・・本当にあなたが選んだ相手なのか?

誰かに恋におちる。それは素敵なことだ。
かつて「男はつらいよ」の中で寅さんは「恋に落ちる」ことは「飯を食っているときだって、うんこしているときだって、その人のことで頭がいっぱいよ。たとえて言うなら、千里の先で針が一本、ポトッって落ちただけで『あああああああっ』ってなっちゃう。恋っていうのはそういうもんだ」と言っていた。

しかし、その「ああああああっ」となってしまうその気持ち・・・・本当にあなたの気持ちなのだろうか?
もしかして、あなたの意思はあなたの体の中にいる・・・・・そんあ不思議な気持ちにさせられる論文がイスラエルのテルアベブ大学の研究グループによって米国科学アカデミー紀要に発表された。
といっても御心配なく。実験は人ではなくショウジョウバエによって行われた。

ショウジョウバエの雄と雌は同じ種類の食事を摂取したもの同士で交尾を行う確率が高いことが知られている。しかし、その理由については今一つよくわかっていなかった。

しかし、今回発表された論文によると、どうやら同じ食事を摂取することでハエに共生している細菌が同じになり、この「同じ共生細菌をもっている」雄と雌が交尾するということが突き止められた。
したがって、一方の細菌を抗生剤によって駆逐してしまうと、同じ食事を摂取していたハエ同士でも交尾する確率は下がってしまった。興味深いことに、一度抗生剤で細菌を駆逐したハエに再び同じ細菌を感染させると雄と雌はまた交尾をするようになったのだ。
この原因となる細菌の名前はLactobacillus plantarum。どうやらハエのフェロモンに対してなんらかの作用を及ぼしているらしい。

おそろしいことに、この同じ食事を摂取するハエ同士で交尾の相手を選択する傾向というのは一度成立すると実にその後37世代にわたって継続して観察されるという。これほど強い効果であるとすれば今まで生物の進化についても大きな影響を及ぼしてきたと考えられる。

それにしても、この実験結果は異性の相手を選ぶにあたって体の中に潜んでいる共生細菌が作用を及ぼしている、ということであって、人間でも同じことが言えるのだろうか、と考えてみるとなんだか恐ろしいような不思議な感覚に襲われる。



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  • Date : 2010-11-04 (Thu)
  • Category : 科学
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