プロフィール

Author:maribu
FC2ブログへようこそ!

FC2カウンター

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
-

Comment

Comment Form

Comment Form
管理者にだけ表示を許可する
-

Trackback

Trackback URL

146

HB・ハリッキーと「バニシング・イン60”」

2000年にニコラス・ケイジ主演の「60セカンズ」という映画があった。
この作品はHB・ハリッキー監督の「バニシング・イン60」のリメイク作品だ。

「バニシング・イン60”」はそのラスト40分あまりを占める伝説的なカーアクション映画だ。スタントマンのハリッキーが思うままに、そして思う存分に製作したのがこの作品だ。

作品はタランティーノはじめ今日の映画製作者にも大きな影響を与えている。


バニシング IN 60 [DVD]バニシング IN 60 [DVD]
(2007/06/22)
H・B・ハリッキー、マリオン・ブシア 他

商品詳細を見る
この映画はまさに「車」の映画だ。
主役としてクレジットされているのは「エレノア」。これは主人公がラスト40分で運転するムスタングの愛称だ。

スタントマン出身のハリッキーは大の車好きで、この作品は「車を撮る」ための作品だったといえる。
主人公は表向きは盗難車の保険調査員であるが、裏の顔は「どんな車でも60秒で盗んでしまう」プロの自動車窃盗団のリーダーである。とにかく車を鮮やかに盗む様子がスタイリシュに描かれる。

ハリッキーは映画の予算をすべて車を描くことに費やした。その結果、俳優陣の多くはハリッキーの家族や友人だった。したがって作品は映画史上に残る名スタンとシーンを有していながら俳優の演技が驚くほど稚拙だ。

そして、この作品には脚本が存在しなかったのだ。ハリッキーはそのときの気分でアドリブで撮影を続行。脚本は撮影当日にアクションシーンの大筋を書いたダンボールの切れ端だったと言われる。

ストーリーはほとんど崩壊していて後半1/3はひたすらカーアクションだ。しかし、この型破りな映画はやはりハリウッドの大型映画にはありえないエネルギーとアクションに満ちている。

70年代にはカーアクション映画もたくさん製作された。
サム・ペキンパー監督の「コンボイ」や「トランザム7000」日本でも「マッハ78」なんてのがあった。


コンボイ [DVD]コンボイ [DVD]
(2011/09/22)
クリス・クリストファーソン、アーネスト・ボーグナイン 他

商品詳細を見る


同名のヒットカントリーミュージックをベースとしている「コンボイ」はペキンパー監督にとって苦難の作品だった。ペキンパーは「コンボイ」以前の三作が興行的に失敗し、「コンボイ」は興行的成功を求めて不本意ながら引き受けた仕事だったと言われる。
不本意な映画製作に加えて、ペキンパー自身が重度のアル中とコカイン中毒に陥っており体がボロボロだったと言われている。ついには映画製作の続行が困難になり俳優で友人のあのジェームズ・コバーン(「荒野の7人」「大脱走」「ミッドウェイ」)が第二ユニット監督として呼ばれ、コバーンが多くのシーンを撮影してようやく完成させたほどだった。

一方、日本では「マッハ78」があった。


マッハ’78 [DVD]マッハ’78 [DVD]
(2006/10/25)
リンダ・ステイヤー、ハワード西村 他

商品詳細を見る


これはなんとも・・・・腰が砕けるような映画なのだが・・・・不思議な魅力に溢れている。当時はスーパーカーブームだったしなあ・・・・。
「バニシング・イン60」と同じく車を描く映画なのだが・・・・。どうでもいい経緯で「大和魂」を見せるために日本人チームとアメリカ人チームでカースタント対決をする、という内容。まあ、これでもか、とカースタントが展開する。しかし、それはスタント対決をしているのだから「スタンとショー」として見せられるわけだ。
物語はあってないようなもの。突っ込みどころ満載だ。主人公がどうみても日本人じゃない・・・(演じたのはハワード・西村という人・・・・誰?)。日本人が「大和魂」を見せつける、という割にはアメリカチームに負ける・・・(太平洋戦争のメタファーか?梶原一騎製作だしなあ・・・・)。主人公とアメリカチームの金髪姉ちゃんのラブストーリーみたいな物があるが・・・二人の初デートに二人が一切画面に現れない(デートの場所が自動車ショーなのでスポーツカーが画面に次々と登場して、二人の会話がナレーションとして挿入されるのだ・・・・要するに撮影したときに二人を演じた俳優はその場にいなかったのだろう)。

最後はなんとも無茶ぶりで主人公ではなく主人公の上司(なんで主人公じゃないの・・・?)がポルシェに乗り込んで海に向かって世界記録目指して大ジャンプをする(日本チームが負けた後なのになんで飛び込まなくちゃいけないの・・・・負けながらも日本人の大和魂を見せる・・・というのはわかるけど・・・・その美学こそが多くの悲劇をあの戦争で産んでしまったように私は思うので、あまり感心しなかった・・・)。
でも。誤解して欲しくないのは、この作品、奇妙なカルト映画好きの私にはたまらなくハートにえぐり込んでくる「好きな作品」なのだ。「マッハ78」は「好き」とは言っても、とてもまともに最初から最後まで見ることはできない。ただ、書き仕事をしなくてはならない時や退屈な仕事をしなければいけない時などBGMのようにパソコンの隅っこに小さい画面で流していおくと「心が和む」作品だ。そういった意味でカルト映画好きには「絶対買い」な作品だ。

「バニシングイン60」について書くつもりが、「マッハ78」の新たな魅了を伝えることになってしまった・・・・。

ちなみにハリッキーは89年に「バニシングイン60」の続編の製作を開始した。鉄塔に車を激突するシーンを撮影した際、鉄塔を固定したワイヤーが外れ、ハリッキーの運転していた車を直撃した。ハリッキー氏は即死だったという。
カーアクションのためにすべてを捧げた壮絶な人生だったといえる。
今更ながら、ご冥福をお祈りします。


now sale



お求めはこちらから!
「こちら」をクリックいただくとMARIBUのホームページにご案内します。

当社は日本最大のデジタルコンテンツ販売の「DLマーケット」を通じて電子書籍を販売しています。
安心してお買い物をお楽しみください。
スポンサーサイト
  • Date : 2011-10-30 (Sun)
  • Category : 映画
0

Comment

Comment Form

Comment Form
管理者にだけ表示を許可する
0

Trackback

Trackback URL

検索フォーム
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR
Return to Pagetop
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。