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アルツハイマー病の治療法発見のための新しいアプローチ。

アルツハイマー病は認知障害や人格障害をもたらす恐ろしい病気だ。

多くの人たちが苦しんでおり、一日も早い治療法の発見が望まれる。
しかし、多くの抗アルツハイマー薬が、期待されたほどの効果を発揮できないでいる。

科学者たちは、今、疾患の治療法を見つけるために新しいアプローチを模索しはじめた。


内科学 第9版内科学 第9版
(2007/09)
杉本 恒明

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(病気の百科事典のような書物だ。かつて、「私は朝倉出版の内科学を熟読する。私は医学が好きなので3日で全部読み終わる」と豪語した医師がいたとか。しかし、この本は2100ページを超える著書だ。二段組のレイアウトで内容も細かい。3日で読むとしたら一日700ページ。不眠不休で3日間、2分間に1ページの割合で読み続けなければならない計算だ。不可能だ・・・。)
アルツハイマー病の原因としては脳にアミロイドβーペプチドが付着し、蓄積することが有力な候補に挙げられている。

アルツハイマー病の治療とは主にこのアミロイドβを取り除くものだ。しかし、ここに厳しい現実がある。
患者さんが薬を摂取するのは症状が現れてからだ。症状が現れない限りは「アルツハイマー病」と診断することができない。

しかし、症状が現れたとき、というのはすでにアミロイドβが十分に脳に蓄積して、脳神経の細胞を破壊してしまった後なのだ。だからアミロイドβを除去する治療を行っても「壊れた神経」は元に戻らないことになる。
脳神経細胞は一般的に一度破壊されると元に戻らないといわれている(厳密には違って神経細胞も復活可能だ、という報告も最近はあるが、大きなスケールで見れば概ね「元に戻らない」と考えていいだろう)。

これが抗アルツハイマー薬の効きが悪い理由と考えられている。

とすると、アルツハイマー病の治療に重要なのは「予防」することだ。つまりアミロイドβが蓄積していても、まだ神経細胞を破壊するにいたっていない段階で抗アルツハイマー薬の治療を開始すればいいわけだ。

しかし、症状がないうちに「アルツハイマー病」と診断することは非常に難しい。
どうすればいいのだろうか。

これは症状が出現する前に血液などを調べて「脳にアミロイドβの蓄積が始まっていますよ」という兆候が確認できればいいわけだ。しかし、現時点では、そんな兆候をとらえる有力な血中マーカーは見つかっていない(いくつか候補はあらうようだが、どれも決定打に欠けているのが現状のようだ)。

そこで、科学者たちが注目したのが特殊なタイプのアルツハイマー病だ。これはアルツハイマー病とほぼ同じ症状を呈するのだが、ほかのアルツハイマー病と決定的な違いがある。それは家族集積性があるということだ。つまり、遺伝子に原因があるのだ。正確にはPSEN1PSEN2APPという遺伝子に変異が認められる患者さんたちだ。
アルツハイマー病全体のわずか1パーセントに満たない、とされるこの患者さんたちに注目が集まっている。

この遺伝子変異に由来するアルツハイマー病の患者さんたちは、病気のメカニズムもちょっと違う。通常のアルツハイマー病は産生されたアミロイドβが除去されずらく、そのために脳に蓄積されてしまうと言われている。一方、遺伝子変異型の患者さんたちはアミロイドβが過剰に生産され、そのために脳に蓄積されやすい、とされている。
したがって遺伝子変異型の患者さんたちのほうが発症年齢が若い傾向がある。

いずれにせよ、このアミロイドβの蓄積が問題になっていることになる。

そこで、この遺伝子変異型の患者さんたちを対象にした臨床調査が行われることになった。これらの患者さんたちがまだ症状を発症する前から数年間にわたってフォローする。その中で血中マーカーなど有力なインディケーターを探し、さらに早期の治療の開始が有効かどうかがフォローされるわけだ。

ここまで読むと科学に理解のない人は「1パーセントの患者より99パーセントの患者を救うことを考えろ」と思うかもしれない。しかし、科学とはいろいろな方面からアプローチしなければ駄目なのだ。まれな疾患の研究結果から大きな病気の治療法が発見されることも稀ではない。あらゆる方面からのアプローチを怠らずに研究することが大事なのだ。

これら1パーセントの患者さんたちから残りの99パーセントの治療のための「希望の光」となる鍵がみつかることを願ってやまない。


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  • Date : 2011-07-27 (Wed)
  • Category : 科学
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